一番好きな曲は「”カヴァレリア・ルスティカーナ”の間奏曲」

…だったりします。
あまり公言しませんが(だって、すごくありがちな気がして)。
ここんとこよく聴いているみちよし先生のこの↓アルバムにも入ってます。

スウィート

スウィート


「スウィート」というアルバム名が示す通り、これ、コテコテにロマンティックなオムニバスです。
薔薇の匂いにむせ返りそうです。
でも、めちゃ好きな曲がゴソッと入ってるシアワセなアルバムでもあります。


それにしても「弦楽のためのアダージョ」はもう、どうしてもイメージが「プラトーン」に固着しちゃっててもはやくつがえりません(哀)。
この曲が「のだめ」で出てきたときも、全く場違いなベトナム戦争のシーンが浮かんだほどです。
映画にクラシック曲を使うのも考え物だなぁ。効果的であればあるほど、イメージが縛りを受けちゃうもんね。
「愛の悲しみ」なんてのはバイオリンで聴くとあんまし面白くない曲なんだけど、オケで聴くとかなりロマンティックでグッとキちゃいます。
でも、この曲も、途中からチャップリンが作った映画音楽に酷似してて(もちろんチャップリンが影響を受けているのでしょう)意識が次第にそちらにシフトしてっちゃうんですよ。
私はチャップリンの自作映画音楽集がとても好きで、一時期、熱病のようにヘビロテしてたものでした。
それらの曲を弾きたくて、生まれて初めて自分でキーボードを買ってきたくらいです(ろくに弾けずに終わりましたが)。15年くらい前の話です。
ちなみにその大好きなアルバムは、これ↓

Oh That Cello

Oh That Cello


チェロ曲集です。すごくイイですよー。
このアルバムを聴くと、一瞬にして1920年代のアメリカ西海岸(の、イメージ)にトリップします。
LAからメキシコ国境にかけてのあの土地がもっていたであろうどこか開放的で陽気でパワフルでエキゾティックで少しだけゴシック…というドキドキするようなイメージに包まれるの。
オレンジ畑の中でヒステリックに映画を撮るチャーリーが浮かびます。
世の中に愛されている「善良な」チャーリーにはまだなってない頃の、若くて魅力たっぷりに意地悪でエロティックなチャーリーですよ!私はその時代のチャーリーと草創期ハリウッドの物語が大スキなのです。