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「THE BEST of MICHIE KOYAMA」

CD


小山さんのベスト盤。選曲に惹かれて聴いてみました。
・・・が。
これ・・・最初のショパン練習曲第1番がね、どうにもこうにも・・・なんていうか、ものすごっっく不安定に感じるんですが(汗)。
打鍵の際の力の入れ方に、計算外のムラがありすぎるように思うんですよ。思いのほか指が弱いのだろうか?そんなことはないと思うのだけど・・・。
え!そこ、そんな中途半端な音?とか、今ちょっとリズムがつながらなかったなぁ・・・とか、そういう部分がヒジョーに気になりました。
私がこの曲を聴くのはほぼいつもボロジャの演奏なんですが、そのパーフェクトで勢いのある神懸かった演奏とは、申しわけないけどとても比べ物にならない。
プロはみんなあんな風に弾くものだとばかり思っていた私が間違いでした。ボロジャはやはりピアノの神様なのだなぁーと妙な感心をしてしまった(^^;;。
もちろん小山さんだってヘタなわけないし、好きな演奏家だし(だから日本人演奏家の中では一番多くCD聴いてるし、演奏会だって聴きに行ったし、こうして日常的にもチョイスするんですよ)、だからキツイことは言いたくはないんですけど・・・ちょっとね、これはそう感じちゃったんですよ。
ベスト盤の最初がこの曲で良かったのだろうか・・・?という疑問も浮かびます。他にもいい演奏いくらでもあるでしょうに。
しかもこれ、SONYのクラシックベスト100シリーズなんだよね。皆さんがよく聴けるように廉価になった不朽盤、ってやつですよ。ますます疑問。


演奏全般がそんな感じってのではないですよ。グラナドスやファリャはとてもステキでしたし(スペイン風なのは得意なのかな)、ラヴェルの「水の戯れ」は素晴らしかった。スクリャービンの演奏も好きです。
要するに最初のショパンでズッコケた!ってことです。そんだけ。
このアルバムの中で一番聴きたかったのはモーツアルトの幻想曲ニ短調 K397です。ま、これが目的かな。
以前も(ここらへんで)書きましたが、これは「シャンドライの恋」でキンスキーが弾いてた曲で・・・いや、べつにあの映画から離れられてないってのではないのだけど、どうもあそこに出ていた曲を聴くと、「あ、キンスキー・・・」と思っちゃう。つまり、恋の気分がぶわ〜っと・・・ね。その感じは、ちょっとまだ離れがたいかなぁ。
この曲はまた秋の日の翳りある部屋の隅で聴くのにうってつけなもんだから、ついつい聴きたくなってしまうのよ。
小山さんの演奏はこれまた少々こぶしが回りすぎてるようなイメージでしたが、それもまた別の雰囲気あって面白かったです。