「ラスト、コーション」予告編でイこう。

ムチュウなものがコロコロ変わるローリングストーンな私ですが、なんかねーちょっと最近、すごい意外なところに戻ってんですよ。
こないだの緊急来日時に、その人に逢えないことがなんだかすごく淋しくて、追っかけ否定派の私としては自分の感情がなんとなくおもしろくなく、「なんでこんなふうに思うのかなぁアタシとしたことが」なんて不思議だったんですけど、それも、その人をモデルにした妄想小説なんかを手直ししてたせいだろう、くらいに思っていました。
でも、そんな時に私はこれ↓を見てしまったのデス!


《戒|色》中文版预告片 Lust,Caution Chinese Trailer


ぼげーーーー。テライカすーー。
という悶絶の「色、戒」(ラスト、コーション)予告編です。
その一部にはこんな偉仔なんかもいるぜ。



背広フェチ(アタシですよ)撃沈。
日本間で立膝をする易先生。愛人が来るのをこうして待ってるんだよ。エロい!背広が…はぅぅぅ。
一瞬にしてアタシは長い放浪を彼に土下座して謝りたい気持ちになりました。ってのは大袈裟ですが、あまりのツボさ加減に目眩がしました。やっぱ好きだ、偉仔!
別れた(しかもこっちから振った)男がめっちゃくちゃいい男になってるのを偶然見かけちゃったような気分。
なんかもう、この失われた空白の年月が大きいぞ。(ああでも「傷城」なんて暴力映画は見たくないなぁ。むーん。)


しかも「色、戒」で偉仔が演じてる役って、丁黙邨がモデルなんだそうですね。これまた大感激。
私は大学時代、ディン氏のことをかなり調べて資料まとめたりなんかしたほど興味あったんですよ。老上海ファンでね。「76」という数字(ディン氏の秘密結社の号)をいろんなところで使ってたりしました。それを演じるのが偉仔だなんて、嬉しいったらないわー。
ビジュアル的には、ディン氏と偉仔はわりと似てるかな?小柄で肩幅が狭いトコとか。雰囲気は偉仔の方が暗いしボンヤリしたイメージ。ディン氏は冷めた迫力がある。これは映画を観てからのお楽しみだね。
ちなみにホンモノのディン氏(左)の写真はこちら↓



相手役、ってか主役(ピン・ルー役)の子がまためちゃ雰囲気があって良さそうです。私の好きなタイプの美人。湯唯(タン・ウェイ)ってコ。やっぱ大陸の女優は違うね。なんというか、含みがある。色っぽい。ちょっと孫莉が入ってるトコがまたイイ。このコだからこそ楽しみってのもあるなぁ。
リーホンの役はめたくそ私が好きそうな役(文学好きの革命青年!ムキャー)だ(笑)。映画見たらこっち(の役)にも転びそうで怖い。