読書バトン

某所で拾った「読書バトン」、ちょっと前にやってみました。
ネタがないので載せてみます。


Q1 今読んでいるものはなんですか?


最近幕末物ばかり読んでます。
これは維新とフリーメーソンを関連付けた考証モノで、以前ここで言及した作者のもの。この人の視点はホントに面白いです。


Q2 よく買う雑誌はなんですか?


「モーストリー・クラシック」「毛糸だま」「天然生活」「FRaU」「めばえ」


Q3 本は何冊持っていますか?


数えるのが面倒なので答えられません。多い。
しかもなぜか古本ばかり増える。
できれば減らしたいけど、厳選しているつもりなので、今あるものはなかなか捨てられない。


Q4 本棚の上から2段目の右から3番目の本

東京ミキサー計画:ハイレッド・センター直接行動の記録 (ちくま文庫)


昔出た単行本の方。
憧れのハイレッドセンター!懐かしいー。


Q5 読む本はどこで手に入れてますか?


A:近所の書店(紀伊国屋八重洲BC、新星堂
B:アマゾン(マーケットプレイスも含む)
C:図書館(市立と県立)
D:オク
E:古書店


最近はCが一番多い。
次がD・・・かな。いい消費者じゃないですね(汗)。


Q6 しおりはなにを使っていますか?


そこらへんにある紙など適当に。
本に紐やしおりがついてないと、軽くイラッとします。


Q7 泣ける1冊

壬生義士伝 上

壬生義士伝 上


いつも同じ答えになっちゃうんですけど、読みながらの水分放出量が圧倒的に多かった作品なので。
しかも「泣ける」という言い方が適当なのも、こういった小説だと思うので。
例えば戦時下の記録などを書いた本などもどうしても泣いてしまうのですが、それを「泣ける本」と言ってしまうには、向き合い方に違和感があるでしょう?
「泣ける本」というのは、あくまで「泣きたくて読むもの」「泣かせて欲しくて読むもの」「(幅広い意味の)娯楽として泣く」というニュアンスがある。そうなると私の場合は、そりゃもうどうしたって浅田センセの独壇場となります。


Q8 笑える1冊


清水義範の「ワープロ爺さん」(「永遠のジャック&ベティ」に収録)。
清水義範に最初に出会ったのは彼が「国語入試問題必勝法」で出たての、まだ80年代だった頃。
そりゃもう「衝撃」といってもよいくらいのインパクトでした。面白くて!!
90年代には、新刊が出るとその日のうちに手に入れられないと悔しくなるほどの超級ファンでした。
一時期は本棚がひとつ清水義範だけで埋まってしまい、涙を飲んで古本屋に売りましたからね。
一度手放すと所有欲がなくなっていって、今ではほとんど残っていませんが、それでも厳選したのが5冊くらいは残ってる。
「グローイングダウン」や「イエスタディ」に入っている初期のSFっぽいノスタルジックな作品はどれも珠玉です。
ここ7年くらいは熱が冷め(作風が説教臭くなってきたせい?)たまに図書館で借りて読むくらいになってしまいました。
でも、読むとやっぱりすごく面白い。
この人は基本的に、めちゃめちゃ地頭のイイ人だと思うんだよね。こんなに「文章が書ける」小説家っていないんじゃないかと思う。
ただ、色気は皆無。


Q9 熱い1冊

青春の門(第一部)筑豊篇(講談社文庫)

青春の門(第一部)筑豊篇(講談社文庫)

青春の門。特に筑豊編、自立編。10代の頃、親に隠れて夢中で何度も読んだ。
なんだかいてもたってもいられないような気分になるの、これ読むと。血が騒ぐという言葉が適当かもしれない。
これ、映画は最悪。織江ちゃんは絶対にスギタカオルじゃないでしょうよorz


Q10 映画化してほしい1冊


ドラマ化だったら、「のだめカンタービレ」のパリ編をあのキャストのままやって欲しい。(後注:正月特番でパリ編、ドラマ化決定しましたね!最高!)
映画は…今、パッと思いつかない。
てか、自分の脳内映像の方が映画より優れているので、それでいいです。妄想があればそれでいい。
だってそれは不可能も可能にするし。
たとえばオール中華明星の「新選組」とか。好きな俳優だらけ(てか、アタシがキャスティングする!)の「里見八犬伝」とか。


Q11 表紙が好きな1冊



萩原恭次郎の「死刑宣告」。
詩集ですけど、詩ではなくて表紙とか装丁とか中の挿絵とかが目的で買った本です。
大正14年に長隆舎というトコから発刊されたものを、昭和49年に日本近代文学館が復刻版として出版したものを持っています。
表紙は村山知義。装丁は岡田龍夫。挿絵には敬愛する柳瀬正夢の作品もあります。
まるで構成主義の展覧会パンフレットみたいな、ステキすぎる!感動!の、1冊。


Q12 10日間、部屋に閉じ込められるときに持って行く1冊


1冊・・・じゃないんですけど(全9巻なので)、これを全部通しで読みたい。
2巻までしか持ってないし、それも辞書的にしか使ったことが無いのですが、10日もあれば最初から全部読んで世界に入り込める気がするので。


以上。
最後に、「誰に回す?」って質問があったけど、私もどこぞから拾ってきたバトンなので、回すのはやめときます。遊んでみたい方はどうぞご自由に。



オマケ:ボクちゃんは時々、本棚にハマって驚かせてくれます。
コレはパパの本棚。