前回の続き。
「ブルース・ブラザース [DVD]」で最も胸にクる好きなシーン。
シカゴの夜が明けてゆく。
朝が来る前の束の間の時間。
眠る町、工場の煙、飛び立つ鳥の群れ、空を覆う朝靄。
「朝は全ての始まり」だ。私が生まれ変わる瞬間。
夜明けに立ち会うときにはいつだって、なにか心浮き立つ、ドキドキするような、頼もしい感覚に満たされてゆく。
新しい光が届くその瞬間といったら!
もひとつ。
シカゴの夜が更けてゆく。
鉄道の高架に隣接している小さな部屋は、電車が通るたびにガタガタ揺れる。
エルウッドはそこで大好物のトーストを齧りながら、夜毎、古いブルースのアルバムを聴く。
夜にはやることがいっぱいある。
音楽を聴き、酒を飲み、想像し、夢を見る。
夜があることの嬉しさ。わくわくする。
私たちはつねに朝と夜にはさまれている。
朝に歓び、夜に悦び、生きてゆこうではないの。
ちなみに。
朝晩のシーンに使われている音楽もトンでもなくステキです!
朝のシーンで(といっても、画像のシーンより後。すっかり夜が明けてから、まず最初に)使われているのは「She caught the katy(シー・コート・ザ・ケティ)」のブルース・ブラザースバージョン。
この曲はもしかしてサントラ中で一番好きかも!というくらい好きです。
こちら↓のシーンで使われている曲。純正ブルースだ。
The Blues Brothers - The Pickup
夜のシーンでかかっているのは、ルイ・ジョーダンの「Let The Good Times Roll」です。
Louis Jordan Let The Good Times Roll
ああ、震える〜!カッコええ!