大好きな人

ブルース・ブラザース [DVD]

ブルース・ブラザース [DVD]

  • 発売日: 2006/04/01
  • メディア: DVD


昨夜はフト思い立ち、「ブルース・ブラザース」を観ました(もう数えきれないくらい観てますが)。
ここには私の、永遠の心の恋人がいるのですよ。



エルウッド・ブルース。
ってか、ダン・エイクロイドです。
時々、故郷を思い出すように、私は彼に逢いたくなる。
私はいろんな人のファンになっては飽きるんですが(汗)、昔からずーっと好きなまま、ってのはダニーだけかもしんない。
飽きない理由はたぶん、基本的にダニーのビジュアルが好きだからでしょうね。逆に言えば、私はビジュアルが自分好みでなくてもいろんな要因ですぐファンになってしまう陥ちやすいヒトなんですけど、そういう場合はいずれ飽きます。飽きないまでも、「好き」の部分が変わる。「演技力が好き」とか「音楽性が好き」とかに。でもって、私の場合大半がそうです。
「顔が好きだといつまでも好き」の公式に当てはまるのは、ダニーと阿嶽くらいですもん。


この映画のダニーを見ていると、どんな表情もどんな仕草も、とんでもなく愛しく思えます。
ずーっとサングラスしてるから顔はよくわかんない。でも、動きとか仕草が、いちいちイイんですよぅ。
ちょっと前の果てしなく醜い激太りの時期でさえくじけずに(!)嫌わないでいられたのも、若き日のダニーのイメージがいつも脳裏から離れずにあったからですね。
SNL(サタデー・ナイト・ライブ)や80年代の映画での姿などがね。
「このヒトはホントは信じられないくらいめちゃくちゃにカッコ良かった(過去形だが)」という意識がどこかにある(笑)。
今はちょいと太りっぷりも落ち着き、ハゲぶりも一定の位置でキープされ(爆)、どうにかダンディな魅力が出てきております。って、単にこちらの目が慣れただけか(哀)。
スコルピオンの恋まじない」あたりの様子だったら、私はもう全然OKです。おおアリです。
健康のためにももうちょっと頑張って痩せてくれたらなおイイんですが。


NBCのサイトに、こんなコーナーがありました。
サタディ・ナイト・ライブの歴代コメディアンたちの「その後」が、書かれているのです。
なんだかアメリカン・グラフィティのラスト・シーンを見ているような気になります。
ギルダとベルーシのところを見ると、せつなさが胸にくるなぁ…。
そういえばフィル・ハートマンも亡くなってしまったんだった。
あれれ?ダナ・カーヴィーはセミ・リタイア状態なのか。何しているんだろうな。
ダニーのとこにはこう書いてある。
"Still acting and singing; selling House Of Blues."
この「Still」ってのが、なんだかじわ〜っとキます。
これからももっともっと映画に出て欲しいです。
優しくて、ちょっと色っぽい役がいいな。恋するヤモメの大学教授、あたりが希望です。


ダニーはコメディアンですけど、彼のギャグはイマ一つ面白くないし暑苦しいしヘンなトコこだわり症でちょっとウザいところもある。
でも、それが「素(す)」のダニーの印象(真面目で、凝り性で、頭がいい)と混じりあうと、妙に可愛く見えるところが魅力です。
銀行員でも学校の先生でも政治家でも自動車修理工でもなんだってできそうな器用な人なのに、それほど適性があるようにも見えないコメディアンという職業を一生懸命にやってるところがケナゲでいいなぁ、と思ったりする。
ついでですが、伝説のSNLで私が「見るだけで笑える」天性のコメディアンだと思うのは、なんといってもチェビー・チェイスです!最高。
あのヒトは、天才的でしたね。
なんというか…間(ま)のとりかたとかが。
タイミングと動きがウリだから、言語的に笑いの弱者である外国人(非英語圏の人間=アタシだ)にも、可笑しさがダイレクトに伝わる。
笑いに関しては、ダニーはチェビーとは持っているものが違いすぎる気がします。
でも、ダニーが隣にいると、チェビーの面白さはさらに倍増するように思えました。
暴走気味のチェビーに対してダニーが「受け」になってあげられるんですね。
で、ダニーの魅力も倍加する。
ダニーは、そういう役回りの芸人なんだろうと思います。
同じ効果がスティーヴ・マーチンやジョン・ベルーシに対しても発揮されてた。
ぶっ飛んだ天才芸人たちの律儀な受け皿。生真面目なサポーター。ってところでしょうかね。
ベルーシとチェビーは犬猿の仲だったというけど、そのどちらとも仲良くできるダニーってのもまた彼らしい。そのフラットさがまた限りない魅力なのです。
チェビーとダニーが一緒にいるのを見るのはすごく好きです。
こちらは、ちょっと昔のツーショット。
顎が割れてる男と鼻が割れてる男。こうしてみるとヘンな雰囲気だなぁw
妙なおっさん二人組!



とはいえ、ダニーといったら隣にいるべきヒトは、なんたってベルーシでしょう。
ベルーシと一緒にいる時の、あの、どこか辛そうで心配そうで一生懸命何かを繕おうと腐心しているダニーを見てると、せつない気持ちにもなるんですけども…でも、あの二人は永遠だ。


というわけで、その伝説のコンビ・ジェイク&エルウッドのレッツ・ツイストを見てちょ。
↓Shake Your Tailfeather!


The Blues Brothers (1980) - Shake a Tail Feather Scene (4/9) | Movieclips


ダニーの身のこなしがイイ!
二度と戻れない青春の日だ。
レイのシャツやダンサーズのワンピなどもとってもオシャレです。
ああ〜。やっぱR&Bはいいなぁ。泣けちゃうわ。