ショスタコ・セーター

坊やのセーターが編みあがりました。



このセーターはマイ・デザインなんですが、編み込みの音符には隠された意味があるのですよん。
なんとこれ、DSCH音形」なのですw

DSCH音形ってのは、ショスタコーヴィチが自身の名前を表したモチーフのことです。
むふふ。
こんなセーター着てるのウチのボクちゃんだけだぞ。
(ありゃ、ソファの色と同じ(汗)。保護色のようですなw)



とはいえ、実はあまり満足なデキではなかったりもするんですよねぇ。
まず、毛糸の色がパッとしない。
編み込み模様のバランスもイマイチだ。
ホントは「DSCH」と、赤でステッチも入れるはずだったんですが、そうすっとクドくなるのでやめときました。
(でも、色味的にはここにちょっと赤が入ると途端にロシアアバンギャルドの匂いは出るのだけどね)
毛糸はかなり時間をかけてあーでもないこーでもない考えてやっと選んだものだというのに、なんだか色味がボンヤリしてて、想像していたイメージが出せませんでした。
色、って難しいなぁと久々に痛感しましたね。
編地も、模様を引き立てるためにプレーンなものにしたのですが、あっさりしすぎだったかもしれません。
でも、これ以外どうしたらいいのかもわからないんですよね。
結局、この形が一番ムリが無いとは思うのだけど。


編みこみ模様のバランスがイマイチなのは、デザイン時にゲージを考慮に入れないで作ってしまったせいでしょう。
なかなかクロスステッチ刺繍のデザインのようにはいきません。
3ミリ方眼を使ってデザインするのですが、そこではひと目が正方形でも、実際の編地でのひと目は縦長の長方形になるんですよね。
その違いを考慮してデザインしないと、思惑と違うものがでてくるんです。
もしかしてこういうタイプの模様は、編み込みするよりも、後からステッチでつけてしまった方が、ラクだしキレイだったかもしんない。


サイズはちょいと大きめですので、来年の冬用、ですね。
今年はもう冬も終わりですし。
これで私の冬用の編み物も終わりです。夏が終わるまで、しばしの間ウールとはお別れ。
明日からは春夏物にいきまーす。
コットンや絹のさらさらした手触りを早く楽しみたいよん(*^^*)。


■使用糸・・・ハマナカ エクシードウールFL(合太)
ウール100%(エクストラファインメリノ使用) 40g、120m
色番219 ロットA