第82回栃響定期演奏会


娘と一緒に行ってきました。
開場時間ちょうどに着いたのですが、なんとホールの前には長蛇の列。
栃響でこんなに混んでいたことなんて経験無いので、「いったい何事?」って感じ。不安になりましたよ、あまりの人の多さに。
いきなりゲストにフジコヘミングでも来るのか?みたいな(んなわけない)。
ポスターには「満員御礼」「本日完売」のステッカーが貼ってありました。
席(全席自由)は2階の張り出し席がやっととれました。席を選んでいるゆとりはナシ。あっという間に満席になって、立ち見客がズラズラおりましたからね。ナゾ。

曲目
ムソルグスキー 交響詩「はげ山の一夜」(原典版
ラフマニノフ ピアノ協奏曲第2番 ハ短調
アンコール・・・ピアノ小品2曲
チャイコフスキー 交響曲第6番「悲愴」 ロ短調
アンコール
チャイコフスキー「眠れる森の美女」より「ワルツ」

栃木県交響楽団第82回定期演奏会
指揮・末廣誠 ピアノ・須藤梨菜
2007年2月4日 午後2時 宇都宮市文化会館大ホール


今回の定期が爆混みなのは、もしかしてこのプログラムのせいなのかなぁ??
「ノダメ」効果・・・かなぁ?と。←ラフマP協2番ね。チアキの弾いた。
チャイコの「悲愴」も、人気の定番曲ですしね・・・。
・・・のわりには、ありがちなトラップに多数の人が引っかかっておりましたが。(=「悲愴」の3楽章が終わるなり拍手、ってやつよ)
あれだけのベタな盛り上がりがありゃ、そりゃ誰だってこれで終わりだと思うでしょう。でも、そう思うのはこの曲を一度も聴いたことがない人&知識としてさえ知らない人、だけです。開演前に配られるパンフにだって、ちゃんと4楽章で最後にアダージョって書いてあるしー。
拍手は4楽章の冒頭にもろに被ったので、なんだかもう、台無しでしたね。演奏は良かっただけに残念。


ムソルグスキーはダメモードでした。
金管があいかわらず弱い。音が揃わない。
ああ・・・なんだか・・・ビミョーだよなぁ、と思いつつ、この先のプログラムに対しても少なからず不安を持ったのですが、なんとラフマのP協2番はびっくりするほどステキなのでした!
ソリストの須藤さんが、最高でした。すごく巧かった〜。
なんというか、躊躇いなくガツンと音がやってくるんですよ。自信のある、胸を張った演奏で、本当に気持ちが良かったです。
聴いている方がぐーっと作品世界に入り込める演奏でした。
こんな安いチケットで聴いちゃって申しわけない・・・という感じ。でも、とても得をしました。聴けてよかった。
冒頭の鐘の部分を若干分散和音で弾いていて、ホントだったら私はそれがたまらなくイヤなんですが、今回はそれもあまり気にならなかったですね。
1楽章が終わった瞬間、思わず拍手したくなる熱演でした。
終了後、アンコールでピアノの小品を2曲弾いてくださったんですが、何の曲かわからず・・・でした(汗)。
シューベルトとかシューマンとか、そんな感じ(どんな感じや・・)のロマンティックな曲でしたが・・・なんだったんでしょか。


今回、ソリストの演奏する姿を見ていたら、突然目頭が熱くなって、ホロリとキてしまいました。
なんだかね・・・「ああ、このヒトはこうしていつも「瞬間」を生きているんだ・・・」と思ったら、その人生の”臨場感ぶり”のようなものにグッときてしまったんですよ。
何千人もの聴衆が見守る中、頼れるのは自分きりという状況で、音楽を伝えることの想像を絶する凄さったらないですよね。
はぁ〜・・・本当にすごい。
今を生きることが、すなわち人生なのだなぁ・・・と、その姿はダイレクトに教えてくれるのです。
いろんなものを学ばしてもらいました。
いい音楽家とは、音楽だけを届けるのみにとどまらないのかもしれませんね・・。


休憩を挟んでチャイコの「悲愴」。
こちらはとてもスタンダードな演奏だったと思います。大きなアラもなかったし、いい気持ちで聴けました。
ただ、さっきも書いたけど、観客のせいでちょっと興が削がれました。
アンコールでは同じくチャイコの「眠れる森の美女」から「ワルツ」。今日のプログラムのラストにもってくるのはうってつけの曲です。
「悲愴」は、余韻が大事ですけど、そのまま帰されるのもイヤだなぁ・・・と思っちゃう曲で・・・(^^;;、かといって、他の作曲家の曲を持ってこられても、ちょっと違う気がするんですよね。
というわけで、満足な選曲だったのですが、私は用事があって急いでいたので、途中で会場を後にしました。


その後、自転車で駅まで猛ダッシュして、C4Uのかなちゃんと落ち合いました・・・待ち合わせ時間の15分遅れで(汗)。待たせちゃってホントにごめんねーー(涙)。
中国飲茶の店「茶縁」で、岩茶の「千里香」を飲み、黒ゴマプリンを食べ、バタバタとおしゃべりして、あっという間にお別れの時間となってしまいました。
時間は短かったけど、楽しかったです。今度はもっとゆっくりしようね(^^;;・・


ところで、次回の栃響の定期ですが。
なんと!宮田大くん登場です。(下記参照)
こりゃ楽しみだよ〜。
今日みたく大入満員でチケ取れないなんて騒ぎになったらイヤだなぁ。

栃木県交響楽団第83回定期演奏会
2007/6/17 14:00〜 宇都宮市文化会館大ホール

ブラームス/大学祝典序曲 op.80
ブラームス/ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲 イ短調 op.102
ブラームス交響曲第2番 ニ長調 op.73

ヴァイオリン:斉藤吟思
チェロ:宮田大
指揮:井崎正浩