冬の午後

旦那が風邪をこじらせてリンパ節炎になって寝込んでいます。
もう4日も日々の通院点滴以外はずっと寝ている状態。
熱は下がってきましたが、リンパ節はまだ腫れてて起きているのがツライようです。
ごく普通の感冒だったのに、こんな重篤になっちゃうなんて怖いですよ。年末年始で疲れて免疫が下がっている時だったのがマズかったようです。みなさんも気をつけてください。
今日は少し調子が良さそうで、「坊やを見てるから気晴らしに映画でも観ておいでよ」と言われたので、ちょっくら図書館まで出かけてきました。映画はサービスデーでもない限り、高くて観る気しないし。(「マリー・アントワネット」は観たいけど。)


図書館にはほぼ毎週行っているのですが、必ず誰かしらと一緒で、それも、家で検索かけて必要な資料だけ出してもらう、って形が多いんですよね(時間の節約になるので)。独りでゆっくり図書館で本に没頭できることなんて、最近はロクにない。
というわけで、久しぶりに時間を気にせず楽しむことができました。
ここはいってみれば「極楽」ですな。思いがけず生き返ったような気持ちになりましたよ。
冬の午後の図書館には、すべてがあるような気さえするね。
低く陽射しが差し込む窓辺でゆっくりと本を開く…それだけで私はどこへでも行ける。至福だ。


ちょっとここんところ個人的に迷うことがあったんです。近いうちに相手に「イエス」か「ノー」かの返事をしなければいけないのに、どちらの返事をしたらいいのか答えが出なくてずっと悩んでいる、という状態だった。
相談した人はたいてい”「ノー」を選んだ方が無難だ”、というけれど…でも、自分の中では「イエス」を選んだらどうなるだろう(選んでみたい気もする)というのもあって。どちらを選ぶにもそれぞれ別の意味で勇気が要って…。
でも、今日、午後の図書館でゆったりとした時間を過ごしてみたらば、自然に、スーッと答えが出てきました。
すんなりと「ノー」を言える勇気が出ました。
たぶん、これが正解。ああ、スッキリ!



写真は晴れ晴れとした気分で図書館のおもてに出たときに、目に入った風景。
うるわしき冬の午後、です。


それと…
新刊チェックのため寄った本屋で浅田先生の新刊を発見し、即買いしました。

すべての愛について

すべての愛について

実はセンセの渾身作である「中原の虹」はワケあって読まずに保留状態なんです。
すごくすごく楽しみにしているのですが、だからこそ、きちんと作品世界に没入できる精神状態で読めるようになるまで手を出さないつもり。もったいないから。
今、なかなかそういう状態にもっていけないんですよね、気が散っちゃって。
でも、こっちは対談集なので気軽に読めそうだし、しかもちょうどいろいろ迷っていて、センセの言葉をとても聞きたかった状態だったので、飛びつくようにして買いました。
なんかね、「ああ、相談したい時にセンセはちゃんとココに来てくれるんだなぁ」なんて都合よく思い込んだりしちゃいました。


その後、音楽ホールに寄って「ぶらあぼ」2月号をもらい、ハーゲンダッツでおみやげを買って帰りました。
シャルドネラズベリー」は激ウマ!