エヌ響アワーのカーリー

今日のゲストはカーリー。華道家のカリヤザキ先生ね。
カーリーといえば、著名ピアニストの来日コンサートには必ずいらしているので有名なお方。
キーさんやツィマーマンの時ももちろん、しかも地下鉄に乗っていらしてたらしいです(地下鉄は時間が正確ですからね。)
そんなカーリー、てっきりツィマーマンあたりの「2の線」のファンなのかと思いきや、なんと一番好きなのはランランなんだそうです。
ランラン、確かに元気が出ますね!生き生きとした演奏を聴かせてくれる人です。私も好きです、ランラン。
てことで、今日はカーリーのリクエストでランランのラフマニノフPC3番が(1楽章だけですが)聴けたのがすごく嬉しかったです。
ランランのラフマニノフは最高でした!!ホレボレ〜。顔芸がアレですので(笑)、邪道か?と思ったら大間違いです。
ランランって、どこかに天性のジャジーなリズムを持っていて、それが時々フッと出てくるんですよね。そこがたまらなくカッコいいんです。ちょっとした入りのタイミングとかが、うひゃ〜と思うくらいキマってる。オシャレ。
そう、「オシャレ」なんですよね!クラシックなのにモダンに聴かせるような気がします。でもってもちろんヴィルトゥォーゾ。


リクエストでかかったブロムシュテットシベリウス交響曲2番は…私としては「なんじゃこりゃ?どこがいいのかわからん」な演奏でした。ブラボー飛んでたけど。
4楽章の入りがあまりにバラけているので、こんなはずじゃないのだがと思って、家にあったボロジャ&ボストンSOの同曲を聴いてわざわざ確かめたほどです。
確かめてわかりました。エヌの方はやっぱりバラけてます。チューバとティンパニあたりが怪しいかな?と、犯人探しをするのも虚しいですが。残念です。といっても、中盤以降は盛り返して、まとまりのある演奏になってたと思いますが。


それにしても、カーリーの話はとっても楽しい!エヌ響アワー屈指の面白さでした。
カーリーのあまりの情熱に、美鈴さんの腰が退けているのも可笑しかったです。
情熱はウンチクに勝るね。そして、情熱があれば話も深いのです。カーリーはそういう部分でも、人を惹きつける何かを持ってるなぁ〜と感心。