「アイーダ」予習中

週末、初オペラに行きますので、その予習をしているところ。
演目は「アイーダ」です。
ストーリーはすでに読んで頭に入れてあるものの、お芝居じゃなくってオペラなんだから、やはり行く前にちゃんと曲を覚えてから行こう、と思いまして、図書館から借りてきたCDを聴いています。

ヴェルディ / 歌劇「アイーダ」全曲

リッカルド・ムーティ指揮、ニュー・フィルハーモニア管弦楽団によります1974年の音源です。
モンセラ・カヴァリエ(アイーダ)、プラシド・ドミンゴ(ラダメス)、フィオレンツァ・コッソット(アムネリス)、ニコライ・ギャウロフ(ランフィス)。


これめっちゃくちゃカッコイイ!!んですよっ。
ちょっと、目からウロコ。
っていうか凄いよ。なんだこれ。
アイーダ、すげーー。クラシックの概念が、ちょっとトンだ。
絢爛豪華で丸ごとエンタメ、って感じなんですもん。
最近ショス様の曲ばかり聴いているせいで、比較してみるとエンタメ度が桁違いに思えるだけかもしれませんが…ぶっちゃけ、あまり頭使わないで済む…気が(汗)。って、ああ!ごめんなさいね。ヘンな意味ではないですよ。
聴いてて心地イイなぁ〜楽しいなぁ、というほどの意味です。


ネットで調べたら、この盤は超級オススメらしいですね。アイーダの定番。
そうだろうな〜。すごくイイもの。
歌手はみんな磐石の上手さだし、オケは華やかの極みの爆演だ!
誰もが知ってる「凱旋行進曲」(サッカーの応援歌ね)のアイーダトランペットの豪勢でスペクタクルな響きなんかを聴いた日にゃ、なんかこう…背筋がゾクゾクするもんね。物語の舞台にスッと入ってしまいそう。古代エジプトの王宮に飛んでっちゃう。


マズイ…。こんなの聴いてたらオペラにハマってしまう(汗)。ここにはまだハマりたくない。
えと、でもたぶんオペラの「物語」にはあまり興味がないので、傾倒することはないような気もします。
なんてったって、私の欲しているものはお芝居(物語)よりも楽曲、だもん。
歌モノってのは時々すごく魅力的に思えるんですよね。マラ8やバビヤールにグッときちゃった前例もあるように。
ていうか、この、ムーティー盤の演奏って、歌に拮抗するようにオケが朗々と歌っているんですよ。
イタリア男の振るイタリアオペラって、濃厚でスゴイのかも。


こんな素晴らしい演奏で予習してて、見に行くキエフオペラがいったいどんなモンなのかわからないのが不安ですが…大丈夫でしょうか?(汗)。
だってキエフっつったらウクライナでしょ。ロシアですよ。イタリアのあのパワフルな汗臭さとか濃さみたいなものが果たして現出できてるのか否か。
と、ちょっと心配だったので、キエフオペラを聴きに行った人のブログを回ってみました。
それによりますと、思いの外、なかなか良さそうな舞台のようですよ。
すごく楽しいステージだったとか華やかだったとか、中にはべた褒めの人もいる。
これはかなり期待しちゃってもイイのかな?
昨今、オペラ界もシンプルな(舞台装置とかがコテコテでない)舞台が多いようですけど、キエフは豪華絢爛だそうで、そこはえらく楽しみです。
でも「わりとオシャレして来ている人が多かった」なる記述が気になりますね。
まぁ、都内と違ってこっちは地方都市ですからそんなにゴージャスな人はいないとは思いますが…それでも、いつも行ってるようなジジババヲタだらけのコンサートとは違うんだろうなぁ。妙齢の女性の比率は、とりあえず高いかな?
そんなところもよく観察してこようと思ってます。