迷子ひも付きリュック

坊やを連れて外出する時に、どうにもあちこち駆けていっちゃうのに手こずっております。
上のお嬢が小さかった頃はどこでもちゃんと手をつないでいてくれたのですが、坊やはつないだ手を振りほどいてビューっとどっかへ行っちゃう。
非常に危険。絶対に目が離せないんだもんね。


で、どうしたもんかと思っていたところ、「迷子ひも付きのリュックが売ってるよ。」と教えてくれる方がおりました。
ま、要するにワンちゃんの散歩紐のようなものが、リュックについてるんだね。子供を犬扱いか!という批判も多々あるというブツですが、そりゃ、そういう危なっかしい子供を育てた経験をお持ちでない人たちの印象先行的な意見なので、無視。
見たくれより命のが大事なんだよっ。
ってことで、さっそくいろんな通販サイトを覗いてみたんですが。
「なにこれ」っていうレベルのものしかないんだよね。
犬の散歩用リードそのまんまだったり、リュックに羽がついてたりする。天使とか悪魔とか虫の羽がw
うーん…趣味じゃない。どうしても。
やっぱりこりゃ自分で作るしかないか、と。


で、作ったのがこれ↓。

デザインから機能まで全部オリジナルです。
リュック型で、肩紐と腰ベルトがついていて、腰ベルトの元部分に取り外しできるリードを付けられるようになってます。
布地は麻混の綿ですが、かなり柔らかいのにしっかりしてます。織りに少し特徴があって、表情がいい。メーター2000円くらいの、ちょっとイイ布です。
リュックの裏地は綿100%、メーター300円のプレーンな生地です。
ト音記号の刺繍は坊やのマークとしていろんなところに付けてるものです。(ホントはお名前も入ってますけど、ネットなので省略w)


リードはつけたままリュックの中に収納も可能です。
こちら↓はリードをしまっている状態。

この状態から瞬時にリードを出せます。
このような↓状態になる。

リードが必要ない時は、まるごと外してリュックだけで使えるようになってます。


これはね、ちょっとした自慢よ。
デザイン、大変だったんだもん。
見た目ではなくて、思いのほか力学的な工夫が必要だったんですよ。
難しかったのはリードをつける位置、です。
引っ張った時のバランスを考えないと、リュックが体から浮いたり、左右のバランスを崩したりするの。
結局、リュック本体にではなく、腰ベルトの根元の前寄りに左右2本で付けるのがベストだ、ということが判明。
そこに至るまで何度もやり直しました。
疲れましたけど、おかげで納得行く形に仕上がりました。


とはいえ、このリュック、ほとんど使わずに終わりました(爆)。
やっぱり子供はワンちゃんと同じじゃーない!
リードで操作できればみんなそうしてるって(^^;;。そんなヒモ、なんの足しにならんから誰もやってないんだよね。
それに、便宜上だけでなく心情的にも、やってみると思ったより「犬扱い」ってのが身に染みて、気分的にもモニョるんです。安全のための切実な親心なんだけど、あまりにも…ねぇ。やっぱり私にはこれ、向いてないと思った。
そうこうしているうちに、あっという間に言い聞かせの言葉も通じるようになってきたし、必要な時には手もつないでくれるようになったし…で、迷子紐は無意味となりました。もはや出番ナシ。
ただのリュックとして使うには腰ベルトが邪魔だし、腰ベルトを取ったとしても、リュックのサイズ自体がそろそろ微妙。というわけで、大した思い出もないまま、お蔵入りと相成りました。
てなわけで、ちょっと惜しいからブログに載せてみたというわけw


ちなみに、リュック裏側にはワンポイントでチロリアンテープを貼ってみました。

チロリアンテープは可愛いのがたくさん売ってるので、目的ないのについつい買ってしまうんだよねぇ。