マッツ・リドストレムのカバレフスキー

3日前のエントリに書いたビデオに、アシュケナージがマッツ・リドストレムという(舌を噛みそうな名前の)スウェーデンのチェロ奏者と、カバレフスキーのチェロ協奏曲を演奏しているシーンがあるのですが、それが、むちゃくちゃカツコよかったんです。主に、マッツ・リドストレムが。(顔が、じゃないですよ。演奏が、です)。
これがマッツ君↓&マエストロ・ボロージャ

ボロ氏はマッツ君の頭を叩いているわけではありません。
指揮しているんです。念のため。


この曲を全部聴いてみたくなったので、さっそく探してみましたら、ありましたー。

これ

嬉しいことに、この時の演奏CDがちゃんと出ておりました。
しかもアシュケナージがピアノ弾いてチェロとコラボしてるヴォカリーズ(ラフマニノフのね)も入っているではないですか(錯乱)。
聴きたい!!どうしてもっ!
でも廃盤!在庫なし!くそぅ〜。
なんで聴きたいアルバムがことごとく廃盤なんでしょうかこの国はっ。


しかし、そんな私の強い味方がアメリカ密林中古ストア(=米国アマゾンのマーケットプレイス)。
調べてみましたら…ビンゴ。ちゃーんとあるじゃないですか。
というわけで、いそいそと購入しました。
ちなみに、アメリカ密林のshopの方にもちゃんと新品で売っておりました。ところが「お取り寄せ」なので最長4週間もの時間がかかる。でも、マーケットプレイス(中古ストア)なら3日くらいで配送されるんです。したがって1週間くらいで…早ければ3日で、ウチまで届く。しかもユーズドだから安い。というわけで、ホント、ここはオススメです。


アシュケナージパールマンのベトベンバイオリンソナタ全集も、以前日本中を(ネットで、ですが)探したのにどっっこにもなくて…これが廃盤なんてのはもう犯罪級の失態だと思うんですが、とにかく奔走しても手に入れられず、ふと思い立ってアメリカアマゾンに立ち寄ったら、なんのことはないフツーに販売されているので拍子抜けしたことがありました。


日本のクラシック業界はなんだかよくわかりません。
名盤を廃盤にしたまま放置、とか、出す予定のアルバムを突然発売中止にしてみたり(おいおい、キーさんのオールショパン、延期っていつまでじゃー)、帯とライナーをちょこっとつけて倍額の値段設定して売り出したり。
なんというか…あまりリスナーに沿った売り方してないのは、リスナーが圧倒的に少ないせいなんだろうな。
けど、少ないリスナーだからこそ大事にしろや、て話もあるぞ。
ま、いいですけどね。どうせ国内盤の新品なんて滅多買わないしー。てか、買えないし。高いから。そんなことしてっと破産しちゃうもん。