「バッハ:平均律クラヴィーア曲集」アシュケナージ

アシュケナージのバッハの新譜がたいそう素晴らしい!という評判で、ちょっと聴いてみたいと思いつつも、お値段がはるのでスルーしておりました。
別に、バッハにもアシュケナージにも興味が無かったし。
が、今となってはバッハには興味が無くてもアシュケナージにヒジョーに興味がある私としては、これは是非聴いてみたいアルバムの一つとなったわけです。
そんなタイミングで安価の輸入版が出回っているのを知り、購入を決定。さっそく地元のタワレコにいそいそと出かけました。
ところがそこには見当たりませんで、しかも商品知識ゼロの不案内な店員のオネエチャンが不愉快な対応をしてくれましたので、半分キレながら家に帰ってきました。
「バッハ」も「平均律」も「アシュケナージ」も、通じないような人をクラシックコーナーのレジに配置しないでくださいよぅ。


というわけで、お店で買うのは諦め、ネットで注文することに。(最初からネットで買えばいいんですが、そこはお店に対するちょっとした配慮が働いたんですよ。街のCDショップを潰さないようにするにはそこで買い物をしないと、なのでね。)
HMVの通販で取り扱っているとの情報を得ましたので、そこで買うことにしました。
HMVさんね、すごいのよぅ。注文した翌日に超特急で届きましたよ。ありがたいです!
しかも送料も無料。もちろん割引価格(3890円)。
ああ〜やっぱりネットの方が「物売り」として強いなぁ、とつくずく。


ちなみに画像をクリックするとアマゾンサイトに行っちゃいますが、そこで販売されているのは日本盤だけなので、要注意です。
日本版は(内容は同じなのに)不自然なくらい値がはってますから。ちなみに7646円。
帯をつけて解説がちょろっとあるだけで、輸入盤のほぼ倍額の金額になっちゃうなんて、どう考えてもおかしくない?
もう、まったくもって意味不明。ぼったくりもここに極まれりという感じ。
私は今までなるべく国内盤を買うようにしていたのだけれど、さすがにこんなことをされたのでは買う気になりません。
音楽聴くのに解説なんていらんしな、ホントは。なーんて、だんだんそんな境地になってきましたよ。


で、肝心のCDの感想ですが…えー…と。
私にはバッハはやはり荷が重過ぎるようで…うーん…うーん(汗)。
とても心地いいのだろうな、というのはわかります。
一緒に聴いてた旦那は凄く気に入ったみたいだし。きっとアシュケナージ会心の作、なんだろうとも。
透明感のある音と、粒だった明るさのようなものは私にも感じられる。
でも、要は私の感性の問題ですが、私は今バッハを聴く心になってないのだと思う。単にそういうことなのね。
だって毎日「ほぇ〜♪」と恍惚になりながら聴いているのがクライスラーのバイオリン曲だったりするので、いわば対極ですよね。
なので、今はまだ、どうもだめだ。バッハは。ノれない。
ということで、CDは速攻で旦那の車内ライブラリへと行ってしまいましたとさ。ごめんなさい、マエストロ(^^;;。