高嶋ちさ子「クラシカル・セレクション〜高嶋ちさ子からはじめるクラシック」

これめっちゃ楽しい。
なんだろう、このスーッと入ってくる自然な感じは。
ちさ子さんはTVでお馴染みで、皆様ご存知のあのキャラで(笑)、フレンドリーな印象は確かにあって…でもきっと演奏したら"澄ました音大生がおっきくなったようなツマンナイ演奏"するのかもな、と内心どこかで思ってたんですよね。(彼女の演奏、実はちゃんと聴いたことなかったんですよ、今まで。バラエティ番組に出てる姿がデフォだった(笑))
しかし、そんな予想はきれいに裏切ってくれました。とてもエンタティンメントでした!


ちさ子さんの音のステキなところは、たぶん、音がスコーンと真っ直ぐにこちらにクル感じかなぁ〜と思います。
迷いがなくて、泣いてもいなくて。元気が出ます。
選曲もなかなか有名どころをそろえながらもバラエティに富んでて面白いのね。
カッチーニの「アヴェ・マリア」、「カタリ・カタリ」「カヴァレリア・ルスティカーナ」の間奏曲などはもう、ぐっとキてしまうほどステキです。
「タイム・トゥー・セイ・グッバイ」は、ピアノが妙に耳障りなのが気になったかなぁ。アレンジの問題だと思いますが。てか、もともとこの曲が個人的に好きではないだけか(^^;;。


ライナーにイラスト(漫画)描いているのが二ノ宮知子サン(「のだめ」のね)だっていうのがまた嬉しいです。
自室にミルヒーのポスター、台所に千秋の写真を飾ってるちさ子さん(笑)。
「めざましクラシック」もそうですけど、こういうコラボがすごくクラシックの宣伝に貢献してますよね。
どうしたって敷居が高いと思われてしまうこの世界に、こういう人は欠かせない貴重な人材だと思います。