"温かいスープ"のような言葉を

えー。以前のエントリでも(こことかここで)音楽評論家の青澤隆明さんの文章がスキだ!ということを書きましたが、またまた胸にズキューンとキてしまうセツナイ文章をお書きになっておりましたので、ご紹介。ぜひ読んでみてください。
全国公立文化施設協会というところから出している情報誌「芸術情報アートエクスプレス」に寄せられたものです。


情報誌のHPはこちら。(地域文化の潮流というところの、「星明りと温かいスープ」という文章です。)
文章はこちらからも直接見られます(PDFファイルです)。


なぜこの人はこんな優しく、温かく、なのにものすごく知的な文章が書けるのだろう?
孤独な人の気持ちにも寄り添っていながら決して負の感情に支配されていないし、既存の「序列」のようなものにとらわれない自我の強さがある。クラシックもポップスもニュートラルに同じ目線で語れる懐の深さも。
本当に、憧れの文章書きさんです。
言いたい放題の不遜でナマイキな音楽評論家がうじゃうじゃいる中で(私はそういう音楽評論家も好きだったりしますが(笑))、青澤さんは、一人、どこまでも詩人です。でも、ちゃんと音楽評論の本質を捉えているのです。
ああ、べた褒め。だってファンなんだもん。