愛しの「ゆうがたクィンテット」

以前も書きましたが、NHK教育TVで毎日平日の夕方放送している「ゆうがたクィンテット」という番組が大好きです。
パペット人形の音楽劇みたいなものです。(ご存じない方、詳しくはこちら(Wikipedia)を参照ください。)
可愛いパペットが歌にコント(?)にコンサートに活躍をするのですが、とにかく心躍るほど洒落ててステキなのです。出演者(パペット)は、宮川彬良(本人)、斉藤晴彦大澄賢也茂森あゆみ玄田哲章
この番組のおかげで、私はこの方たち全員を本人までも好きになりました(笑)。パペットの威力はすごいなー。
今や私の中では「大澄賢也」と聞いて浮かぶ顔はシャープ君(パペットの名前ね)です。宮川センセもすでに「マツケンサンバ」の人じゃないです全然。


ところが、番組は好きなのですが、発売されているCDは今まで聴いた事がありませんでした。
歌だけ取り出して集めたのを聴いてもなんだかな(番組の面白さは伝わってこないかも)…と思っていたので。
ところがところが!今回初めてCDの「songs(歌モノ編)」ってのを聴いてみたのですが、これがすごくいいの!

CDには、番組とはまた違った良さがしっかりとありましたよ。
ちゃんとCDの世界で完結して楽しめるように構成されているし、選曲は涙が出るほどいいし、アレンジはこれ以上ないほどオシャレだし、パペットたちのキャラがちゃーんと生き生きとそこにある。
もう、最高。
今日はこればっかり、ヘビーローテーションで流し続けていました。何度聴いても楽しい!シアワセ!
私は最近ずーーっとクラシックばかり聴いているんですが…こういっちゃなんですが、我ながらどこか「頑張ってる」感じがするんですよね、いまだに(爆)。
もちろん聴きたくて聴きたくて聴いているんだけど、「聴きたい」というモチベーションが、すごく向学心から出ているようなね。
だから、クラシックは聴いてて嬉しいんだけど、どこか開放されない部分がある。まだ私にとっては「娯楽」ではないんだ、と思う。
そんな状態で、このCDを聴いた。
「たまにはちょっと毛色の変わったものを聴いてみようかな…。番組のファンだし、子供たちも喜ぶかも。」程度の気持ちで。
なのにこれが泣けてくるほど楽しかったんですよ!びっくりした、自分でも。
ああ!これが娯楽だ!と心から思いました。
知っている歌(しかも絶妙なセレクトですごく好きな歌!例えば「ベアトリ姉ちゃん」「りんごの木の下で」「わらいかわせみにはなすなよ」「夕日」etc.)ばかりなので、一緒になって大きな声で歌ったり、すごくオシャレなジャズのアレンジがしてあるので体も弾み、何よりも不思議と「聴きながらいろんなことが楽しくできる」のです!
家事も編み物もはかどることこの上ない。歌いながらジャカジャカ進む。気持ちいい〜。
クラシックもいいけど、こうして「ながら聴き」できる娯楽歌謡(というにはあまりにも洗練されているが)も大事なんだなぁーとあらためて感じました。私は何につけハマると極端なところがあるので、こんな当たり前のことも忘れちゃうんだよね(^^;;。
クラシックの世界にも少しだけ慣れてきたし、これからは時々こうした娯楽モノも聴くようにしよう…と思うしだい。


ちなみに。
今日知ったばかりのニュースですが、2/24に「ゆうがたクィンテット」のDVDが2本同時に発売されるそうです!

やった!これは「買い」ですよーん。