「二つの朝」 美麗島東南海上午前五時 まだ明けやらぬ空の下 彼は海へと向かう 藍色の凪に身を漂わせ 唇に小さく歌を乗せながら 新しい朝の光を待っている 極東 朝まだき春の曇天 私は朝靄の白い窓を開く マフィンとバターとオレンジと 届いたばかりの新聞の…
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