なかがわ水遊園

淡水魚水族館「なかがわ水遊園」に行ってきました。

ここはお嬢がとても気に入っている水族館。就活でお疲れ気味のお嬢を気遣って、「癒されに行こう!」とパパが提案。

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良く晴れた春の日、開放的な風景を見ているだけでのんびりした気分になれます。

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ニジマスイワナの泳ぐ姿が、すぐ間近で見られる。

魚たちはほんとうにきれい。毎度のことながら感動します。

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哲学者のような面差しの蛙さんがいました。しばらくの間眺めていましたが、ずっとこの姿勢のまま佇んでいました。

 

アクアコリドールの巨大水槽では、ピラルクなど大型の淡水魚が悠々と泳いでいる姿をいろんなところから見ることができます。

ここにカピバラ君も一緒に泳ぐのが見どころなんですが、カピバラ君は休憩中でした。

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陸にあがっていたので撫でることができました。体毛がメチャクチャ硬いです。

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海の水槽もあります。ウミガメさん。

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ボクちゃんとパパが釣りをするというので、私とお嬢は物産館でお茶しながらおしゃべり。

1時間後……

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おお!釣れてるじゃんか \(^o^)/

最終的に、パパが2匹、ボクちゃんが2匹の計4匹のニジマスを釣りました。

塩焼きにして、美味しくいただきましたよ!

奈良・京都旅行その3

3日目、4日目は京都を巡りました。
ろくな写真がないので(汗)、2日分まとめてざっと記録しておきます。

 

3日目は、等持院からスタート。
足利尊氏のお墓があるお寺さんです。

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美しい庭園を眺めながら、お抹茶とお菓子をいただきました。

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立命館の敷地内を抜けて、近くにある「山猫軒」というカフェで早めのランチ。
その後、きぬかけの道を歩き龍安寺へ。
Eテレの「2355」でやっていた龍安寺の歌がきっかけで、ボクちゃんが行きたがっていたお寺。

www.youtube.com

「15の石」「知足の蹲」「水分(みくまり)石」「遠近の油土塀」「侘助椿」「茶庭の垣の菱の組」…歌に出てくる名所を確認しつつ、廻りました。

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お次は嵐電に乗って、広隆寺へ。
広隆寺の弥勒さんを私がまだ一度も拝観していなかったので、行ってみることにしたのですが、予想外にここの仏像さんたちが豪華でビックリ!

博物館などでやる企画展並みに凄い仏像さんたちが拝めるのです。

なんで今までここに足を運ばなかったのだろう。
てか、私は修学旅行で広隆寺へ行く予定を組んでいたんですが、バスが追突事故に巻き込まれて予定が変更になって行けなくなってしまったのでした。以来、何度も京都へは来ているのになぜか訪れることもなく…

こういうのも「縁」ですからね。そのときではなく、今、出会うべき「縁」だったのだと思います。

 

その後、四条に出て街なかショッピング。
オジがボクちゃんの進学祝いに吉田カバンのリュックを買ってくれました!
「糖朝」でお茶の時間。久しぶりの「糖朝」。大根餅がめちゃくちゃ美味いよー

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おやつの後は市街地散歩。

京都に行くと必ず行く、「京都デザインハウス」や「INOBUN」、サクラビルの「タンタンショップ」などを見て回り、お夕食は和久傳のカジュアルダイニング「はしたて」さんでいただきました。

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ちなみに京都の宿泊先は五条のアランヴェールホテル。大浴場があるコスパのいいホテル、ということで決めましたが、立地はちょっと不便でした…。帰ってすぐ大きなお風呂に入れるのはすごく良かった。


4日目は、タクシーで出町柳まで出て、河合神社→下鴨神社→加茂みたらし団子と廻りました。

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河合神社。美人になれるという神社です。
花梨でできた「美人水」をいただきました。

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下鴨神社
八咫烏さんの神社です。

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大好きな加茂のみたらし団子。
京都の物産展で必ず出店しているので、年に数度は食べますが、これ大好物です。

その後タクシーで一乗寺へ。
話題のセレクト書店「恵文社」さんへ行きました。

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雑貨屋さんやギャラリーなども併設されていて、全体がとてもセンス良くまとまっています。
よくあるサブカル系書店かと思いきや、気骨とセンスが全然違う、本当に素敵な本屋さんでした。
セレクト本屋好きのお嬢が感動して唸っていました(めっちゃなんやかや買いこんでたw旅行中何も土産物買わないのに、ここで一気に散財)。
交通の便が悪い場所にあるけれど、本好きだったらわざわざ足を運ぶ価値があるお店だと思います。行って良かった。


駅に戻り「美々卯」でお昼を食べ、最後に急いで東寺へ。

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今回の旅行でにわかに仏像に興味を持ったボクちゃんが東寺の立体曼荼羅を見てみたいと言うので、予定を変えて参拝しました。


団体さんと一緒になってしまい、いいポジションで見るのに時間がかかりましたが、東寺の仏像さんたちはバラエティに富んでてとても楽しい。
イケメンで噂の帝釈天さんもしっかり拝観してきました。

 

以上、奈良京都の旅2017でありました!
いただいた御朱印。神社だけですので、4か所です。

左から、下鴨神社、河合神社、飛鳥坐神社橿原神宮です。

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奈良・京都旅行その2

早朝、奈良公園を散策しました。
朝の興福寺五重塔

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この辺りでボクちゃんがスマホを落として、あちこち探しまわり朝っぱらからおおわらわでした(汗)。
親切なお姉さんが拾ってくれていて、無事手元に戻り一安心。感謝です!
ひとしきり泣いて気が晴れたところで、こんどは鹿さんにどつかれてまた涙…もう中学生になるというのになんだか頼りなさ過ぎの我が息子です。
ポケットに鹿せんべいを入れたまま近寄っちゃダメだよ、と言ったのに守らないからこうなる↓(鹿さんに囲まれて逃げているところ)

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五重塔近くに、会津八一の歌碑がありました。

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「春来ぬと今かもろ人行き帰り仏の庭に花咲くらしも」
今の季節にちょうどいい歌です。


奈良2日目は飛鳥へ行きました。
まずは橿原神宮へお参り。
広い境内はスッキリと簡素にまとまっております。

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母の腰の具合が怪しいので、なるべく歩かずに、駅からタクシーで一気に石舞台まで移動しました。
このタクシーの運転手さんがもの凄い歴史に詳しく、メチャクチャ話の面白い方で、とっても楽しい時間を過ごすことができました。運転手さんが今ハマってる面白い本と教えてくれた本が、偶然私が鞄の中に持ってた本と同じだったり。…ってこれが関裕二さんの本なんですけど(要するにトンデモ歴史本といわれているもの。私はわりと信じちゃってるけどw)「トンデモってわかってても、面白いんだよね!」って意見が一致して大いに盛り上がりました!
車の中には歴史の本が何冊もあって、お客さんが載っていない時間、この運転手さんは読書をしながら歴史に想いを馳せて過ごしているんだろうな、と想像すると、なんだか心がホクホクしました。市井にはナニゲにステキなインテリさんがいるなぁ。

 

石舞台。
よくある真横からでなく、入り口側から写してみました。
石舞台ではいつもなぜか空が広く見える。

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私が奈良で最も好きな場所は石舞台と飛鳥寺です。蘇我ファンなのでね!
両方とも蘇我氏ゆかりの場所だというのもあるけれど、石舞台に関しては、このCM↓の影響も大きい。

www.youtube.com

ここまで凌辱された古墳は他には無いですからね。異様なのです、ここは。
「いったい何があってこうなったのだ?!」という、もの凄い大きな謎が横たわっている。果てしない想像力が喚起されるのです。

バーチャルリアリティ(VR)で、石舞台の制作の様子を見る、というガイドがあって、体験してみました。

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石舞台造設の様子を上から俯瞰して観察する風になってて、VRの映像を見てるだけとわかっていても、足元がグラグラしました。怖かったー。
でも、安全な状態でスリルを楽しめるってのは楽しいですね!初VR体験でした。


石舞台を出て、近くの食事処でランチをしたあと、田舎道をのんびり歩きながら飛鳥寺方面へ。
途中、「伝 飛鳥板蓋宮跡」を通りました。

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ここは、皇極天皇が都を置いた場所。乙巳の変があった場所です。
ここで殺された入鹿の首が、飛鳥寺裏手にある首塚まで飛んで行ったと伝えられてます。
実際に飛びそうにも飛ばなそうでもある微妙な距離に、ちょっと怖いリアリティを感じます。
首塚のすぐそばに、中大兄皇子中臣鎌足が出逢ったと伝えられる蹴鞠の場もあります。
史跡の全てが距離的にとても近く、ごく限られた場所でいろんなことが起こっていたのを感じ取れます。


飛鳥寺は馬子が建立した日本最古のお寺。
御本尊の飛鳥大仏さんは鞍作止利の作。トリ(@日出処の天子)が作ったのか~と想像するだけでなんだかジーンとします。

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何度もお会いしている大好きな仏像さんなので、いつものように心穏やかに向かい合っていたのですが、解説の方(飛鳥寺ではありがたいことに、行くたびに解説をしてくださる方がいます)のお話を聞いていたら、急に心がざわつきはじめました。
「何度も火災に遭っては焼け落ちた寺ですが、大仏さんは当初の位置からほとんど変わることなく、1400年の間ここに鎮座しておられます」…と解説の方がおっしゃっているのです。
不可解でした。
なぜなら、飛鳥大仏は、当初作られた像(飛鳥時代のもの)は焼失してごく欠片(片頬の一部分と、手の指など)しか残されておらず、ほとんどは後世に補修したものだと私は高校時代に教わっていて、以来ずっとそういうものと思い続けていたからです。歴史は古くとも継ぎ接ぎが過ぎるゆえ国宝指定もされていないのだと認識していました。
私はその「微かな飛鳥時代の名残り」を感じながら(微かな名残りであるからこそ)、飛鳥大仏さんを愛でていたのです。
ところがなんと、近年の研究(2012年の報告)で、科学的分析によって、ほぼ全体が飛鳥時代のものがそのまま残っているのだということがわかったのだそうです!
マジか!!ビックリ!!
これってめちゃくちゃ凄い発見ですよ!残っているのが奇跡のような仏像さんではないの。
これがまるまるトリの作だなんて、感動で震えちゃう。
本来の位置からは変わっていないけれど、再建された堂の大きさは当初より全然小さいのだそうです。本来は釈迦三尊像だったので両脇に二体の仏像さんが侍り、さらに大きな光背もあったそうで、それから考えると、もとの伽藍はものすごく大きなものであったと考えられるようです。絶大なる蘇我氏の権力をもってした国家事業だったのですね。

こちら参照のこと。

www.waseda.jp


このように、奇跡のようなもの凄い仏像さんであることがわかった飛鳥大仏さんですが、相変わらず写真撮影もできるし、手が触れられそうなくらいすぐ近くで見ることもできる。ごく庶民的な感じで、気どらずに向き合えるのがいい。靴を脱いで上がる小さなお堂の中で、足を崩して自由に寛ぐことができることもあって、実にホッとした時間が過ごせます。
お供え物も庶民的よ。

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なんと「早ゆでマカロニ」と干し椎茸です!
大仏さんがマカロニ食べてる姿想像したらめちゃくちゃ可笑しくて。こういうところ一つとっても、古代の飛鳥大仏さんと私たちの日常がフツーにつながり、溶け合っているような、心温まる思いがします。いにしえから時を重ねて、「今を生きている」んだなぁ、と感じる仏像さんです。


飛鳥寺を出た後、飛鳥坐神社へ行きました。
ここは男女和合そのまんまの「おんだ祭り」というお祭りがあるので有名な神社です。売ってるグッズもスゴかった(^^;…ここは折口信夫が養子に入った神社でもあるのだそうです。
続きます。

奈良・京都旅行その1

ボクちゃんの中受合格と小学校卒業のお祝いを兼ねて、奈良・京都への旅行に行ってきました。
京都在住のオジ(私の弟)がいるので、ウチの子どもたちの進学の節目には毎回ジジババオジを交えての奈良京都の旅行をするのがいつのまにか慣例となりました。


まず、初日は奈良。
雨の東大寺

 

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鹿さんたちも濡れて寒そうです。

 

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東大寺の次は興福寺へ。

興福寺の国宝館が今年いっぱい工事中なので、阿修羅像など八部衆十大弟子などの仏像さんたちは仮講堂に、仏頭は東金堂に移されての拝観となっていました。
講堂の中は暗く、仏像さんたちとの距離も遠く、仏像さんたちが所狭しと置かれているので展示が重なって見えない部分もあり、国宝館で拝観するのに比べてとても見難く、環境が良いとは思えない状態。
とはいえ、それゆえに仏像さんたちが「一堂に会している」感は増していて、どこか違う臨場感がありました。
いつも一人だけ別のケースで展示されていた五部浄さんが、八部衆の皆と同じところにいたのが、なんだかとても嬉しく、印象的でした。五部浄さんの(塗りが剥げて)涙をためているように見える眼差しと相まって、心打たれました。

 

奈良でのお宿は、奈良公園の中にある「江戸三」です。
今回の旅行の目玉がココに泊まることでした。
全室(客室は5棟しか無いようです)が離れになって奈良公園の中に点在し、窓を開けるとすぐそばに鹿さんが来るという……実に風情のあるお宿です。

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母がずっと「いつかここに泊まってみたい」と言っていた憧れの場所なので、今回はかなり早い時期から予約を入れておりました。

宿に着いたときはゲリラ豪雨なみの土砂降り。
足元の悪い中、旅館の仲居さんたちが重いスーツケースを抱えて案内してくださいました。
苔むした道は滑りやすそうで、この道を何度も往復しなくてはならない仲居さんたちのお仕事ぶりには本当に頭が下がる思いがしました。

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私たちが泊まったのはこちら、「銅鑼の間」。
ジジババオジ達は大きめの「中央の間」に泊まり、お食事などはそちらで一緒にとれるようにしていただきました。


お夕飯は名物の「若草鍋」。
志賀直哉が命名し、昭和天皇に献上され、三宅一生が「日本版ブイヤベース」とフランスに紹介したという、ほうれん草と魚介の鍋です。

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伊勢海老やハマグリ、鯛などの魚介、鶏肉、たっぷりのほうれん草、春雨…盛りだくさん!
窓を開けて、七輪で炊くお鍋です。

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こちらは先付。

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酢味噌和えや甘露煮など。桜の白酒がものすごく美味しい!

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イイ御出汁がたっぷり出た後で、お雑炊にして食べます。
染み入る美味しさでした。大満足。


夜、別棟の部屋に帰る時、闇の中、すぐそばに鹿さんが来ていて腰抜かすほど驚いてしまいました(汗)。

ホントに宿の周りのそこここに、鹿さんがやってきているのです。
闇の中でキラキラ光る鹿さんの瞳は何もかもを見通しているような神秘的なものがありました。神様の使いなのだなぁ。


朝起きて、雨戸をあけると、さっそく鹿さんが出迎えてくれます。

奈良公園の鹿さんたちは決まったお家には帰らないのですね。公園内のそこここに気ままにずっと、いるのだそうです。

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朝食。

お食事も全部仲居さんが足元の悪い中運んで配膳してくれます。申し訳ないくらいのサービスです。

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茶粥、湯豆腐、焼き魚、漬物にみそ汁に出汁巻き卵にオレンジジュースやヨーグルトまで…とても量が多いです。ご飯もつきますが、私はすぐにお腹いっぱいになっちゃうのでご飯まではたどり着けませんでした。惜しかった…

 
お部屋も食事もサービスも、なにもかも素晴らしくて、コスパ考えるとものすごくリーズナブルでした。
建物は古いですが、水回りがとてもキレイなのもポイント高いです。
お風呂(これも別棟の離れにあります)やトイレは最新の設備が入っていてとても快適。シャワートイレはもちろん、お風呂にはジャグジーもあるし、自然水の飲み水も備わっていました。
わびさびの風情と快適さが実にバランスよく整っていて、これはもう奈良に泊まるならここ一択かも!と感じるお宿でした。

以上、「江戸三」報告ばかりになってしまいましたがw
続きます。

卒業式

ボクちゃんが小学校を卒業しました。
6年前の入学式は、東日本大震災の余震がまだ毎日続いてた頃でした。
式の最中も大きな揺れが何度もあって、古い体育館の中でひやひやしたものです。

あの時の体育館も建て替えられて、新しい体育館で迎えた卒業式。
当時、被災地の福島から避難して来てこの学校に入学した数名の子たちのうち何人かは、卒業を機に故郷へ帰るということです。
長いようで、あっという間の6年でした。
幼稚園の時から一緒だった仲間たちも、それぞれ別々の中学に進学するので離れ離れとなります。
卒業式の後、みんなで幼稚園まで遊びに行って感傷に浸ってきたようです。
オトナでもなく、コドモでもなく、シシュンキでもなく。
「児童」と「生徒」の境目にいる子どもたちは、不思議な純粋さの中にいるような気がします。
見ていてとても楽しいのです。
もう少し、この楽しい時間が続くといいな。

 

今日は私にとっても、すごく嬉しいことがありました。ボクちゃんのおかげで。
すごくすごく嬉しくて、ホントにもう、いろんなことが報われたような気分になってます。感謝感激。
ボクちゃんの卒業と相まって、一気に心の中に春がやって来た感じです。
この勢いに乗って私も頑張ろう!ってテンション上がってきました。今度は私の番!ってね。更年期だからとかショボショボしてる場合じゃないぞー。

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「劇場」

マッタンの新作「劇場」を読みました。
ネタバレあるかもですので、知りたくない方はパスしてください。



マッタンの初めての「恋愛小説」として紹介されているこの作品。
予想していたとおり…というか、予想していた以上に、(マッタンのファンであれば周知である)「池尻大橋の彼女」の話でした。
注:「池尻大橋の彼女」(以下「彼女」)というのは、マッタンのエッセイ集「東京百景」で触れている昔の恋人のこと。その文章への私の思いはかつてこちらに↓書きました。

freakyflower.hatenablog.com


ここで私は「マッタンにはぜひ物語の完遂を目指してもらいたい。」と書いていますが、これはリアルな(つまりこの彼女とよりを戻して欲しいといったふうな俗っぽい)意味で言ってます(汗)。

 

二作目が恋愛小説だと聞いたときから、その内容が「彼女」の話になるであろうことは薄々感じていました。
ていうか、もしそうでなかったらどうしよう、ちょっと違うんじゃないの?ってくらいに、私の中では「彼女」の存在が大きかった。マッタンの恋人は「彼女」しかいない、という感覚が私の中にありました。あのエッセイの一文からすでに「彼女」は虚構(物語としての)の中に生まれていたのです。
マッタンはきっといつか小説の中で「彼女」の話を書くだろうと思っていたし、そうであってほしかった。こんな早くにそれを読むことができるとは思いませんでしたが。ぶっちゃけ感無量でした。
タレント・ピースの又吉のファンとしても、作家・又吉直樹のファンとしても、この話はとてもとても読みたかったものだったので。(もちろん小説と現実は違いますが、知りたいのは厳密に言うとそこではないのです。これが私小説であるかどうかはそんなに問題ではない。事実であれ虚構であれ、作家本人の感情の動きを読みたいのです。)

 

エッセイが映画の予告編だとしたら、「劇場」はその本編という感じです。
予告編見ただけで泣いてしまうほど好きだった物語ですが、本編はかなり様相が違いました。
予告編のセンチメンタルな情緒をまるっと覆す圧倒的な「一人の男の告白」がそこにはありました。エピソードの雰囲気や「彼女」のイメージなどの大まかな姿は重なれども、もちろん基本的には全然別の話だという前提の上での話ですが、それにしたって印象が全然違うんですよ。
エッセイでは輪郭がとらえにくかったマッタン(主人公「僕」はマッタンですね、どうみても)の存在が、小説では文字通り主人公であるので「僕」の立場で「僕」の思念が延々と語られている。圧倒的な迫力で語られまくり、「僕」の物語になっているのです。これがわりかしエグイんですよ。赤裸々なので。ようここまで書いたな、という感じであまり人に言いたくないような恥部まで晒しています。


でも一方、「彼女」のことは見えそうで見えない。いい感じで柔らかなものにくるんだ状態で出してるような感じです。
当時のマッタンも(たぶん)見えていなかった「彼女」を、現在のマッタンもうまく表現できていないともとれますが、あえて書いていないのだという気もします。そこは、「彼女」(どうしても現実にいた彼女とダブらせて読者もよんでしまうであろう)を守ったというか、抑えた感じがします。そこがまた効果を上げているんですけどね。
萎れゆく花のように、どんどん悲し気に元気がなくなっていってしまう彼女を、どうしてそうなってしまうのかわからずにイライラしたり焦ったりする「僕」。主役はあくまでも「僕」であり、「僕」のあがきや焦燥や自己嫌悪です。これでもかというほどに精緻に表現される「僕」の感情の動きから、生々しい現実が浮き上がってくるのを感じます。

 

予告編では曖昧だった情緒的なものが、ことごとく説明され言語化されて明瞭に見えてくるごとに、正直ツラいものがこみ上げてきます。
それがとことん現実的(つまり残酷でもあるもの)なので、わりとずっしりとした小説になっているかもしれません。
甘くない恋愛小説です。
全く甘くないチョコレートだって、チョコレート(むしろ純粋にカカオ90%とかの)として存在するように、もしかしてこれも純度の高い恋愛小説なのかもしれませんが。

 

それと。この小説のもう一つの主役が、東京という場です。
すべては東京という場から始まっている。
東京にこだわる心性というのは確実にあって、それがあるヒトとないヒトはたぶん世界が違って見えているんじゃないかってくらいのものだと思うんですが、東京に拘泥するゆえに生まれてくる感覚がなければ、こういった「恋愛小説」もまた生まれない気がします。
この小説の、そこが私の最も好きなところです。
東京の小さなアパートのさらに小さなソファーの上で「ここが一番安心」と寄り添う二人。大きな都会の、小さなサンクチュアリ。大勢の人たちの中の、たった一人。
そこが「一番安心」ゆえに、感情を解き放ってしまう「僕」を既視感なしに見ることができません。

そもそもこれは恋愛小説なのか?
題材は恋人同士の話だけれど、男女の恋愛話というよりも、恋人という名の聖域の存在をマッタンは描いているように思えます。
ほんのわずかな性的描写さえない理由も、そこにある気がする。
身体的な感覚をまるっと無視し、感情だけが濃厚に折り重なってゆく恋人同士の話を読んでいると、恋愛という情動より、自我や仕事や創作や確執や競争や嫉妬や孤独やそれを全部ひっくるめた東京という町や…そういうもろもろの重い荷物の中にポツンと灯った小さな明かりのように「彼女」の存在があるのを感じます。
不安定に、揺らめきながら灯るその明かりは、それだけで帰るべき「家」なのかもしれない。でも人は往々にして家では言いたい事を言い、自分勝手になるものなのです。


マッタンはこんなに大切な物語を虚構の世界にあげてしまったことで、誰もかれもが自由に食い散らかすのを許さねばならない立場になってしまったのをわかっているのだろうか?
……と不安になる。

大丈夫なんだろうか。
どうか後悔のありませんように。
私はこの作品で、マッタンの小説家としての覚悟を感じました。
どんなに迷ったか、どんなに苦しかったか…それでも書いたマッタンの気持ちを尊く思います。
だから、私はこの物語をずっと大切にしていく。
マッタンの書く「彼女」はとてもきれいで純真で、透明感に溢れていた。それだけで、もはや愛だ。
「彼女」は、私の胸にも明かりを灯しているよ、とマッタンに伝えたい。今も、そしてこれからも、日本国中にその明かりが灯っているんだよと。
どのみち、もはや物語は動き出してしまった。
小説家の苦しみと歓びも同時に動き出してしまった。
時は戻らない。
戻らないのならやはり書くしかないんだね。書くことでしか、きっと答えは出てこない。
これからも思うままに書いていって欲しいと思います。ますますマッタンの書くものが楽しみになってきました。

新作!

今日、マッタンの新作「劇場」(が掲載されている「新潮」)がアマゾンから届きました。
発売日だった昨日は書店に行かなかったのでわからないけど、今日はもう近くの書店のどこにも「新潮」は置いてありませんでした。
即完売!
怖い!
なんでこんなに人気があるの?!
「新潮」、急遽増刷になって5万部だそうで…なんかもう、凄すぎてビクビクしちゃいます。

でも良かった。2作目だといろいろとハードル高いだろうし、どうなるんだろうと思っていたけど、売り上げは良さそう。売り上げが良ければ、次もある。ホッとします。
やっぱりアマゾンで予約入れといて良かった。書店で平積みになってる情景を想像してた私は実に甘かった。そんなショボいのとちがう!さすがマッタン。大先生といわれるだけのことはある。
先生はすでに私の想像をはるか越える地平に佇んでいた。見上げても眩しくてもうその輪郭さえ判別できないレベル。
てか、みんなマッタンのこと大好きじゃん!
そりゃそうか。当然だわね(´-`).。oO

 

ところで。
今日の「笑ってコラえて」でやってた”日本列島綾部の旅”が、めちゃめちゃ面白かったです!”さよなら綾部”と銘打った、ピースの2人の旅ロケ。
ベーちゃんのチャームをよーーくわかってる人が作った企画でした。
べーちゃんの面白さって、”意思疎通のできない相手に翻弄されまくる”という…「ふりまわされキャラ」にあるんですよね。てか、ほぼこの路線でしか面白さが発揮できない(かなり他力本願な)ポンコツぶりがチャームだと、個人的に思ってるんですけどw
ピースのネタでも、「ワケのわからないヤツ(又吉)にふりまわされる親切なちょっとおバカなヒト(綾部)」というパターンがいくつもあって、どれも面白いのです。ベーちゃんの面白さを最も理解しているであろうマッタンならではのネタなんだと感じます。ベーちゃんのチャームを生かしてる…というか、そもそもマッタンがそれを発見したのかもしれないけども。
今回の「笑ってコラえて」で、べーちゃんを翻弄するのはワンちゃんの「ハナさん」でした。このワンちゃんが実にお利口で!笑いのツボもわかっているかのような天才ぶり。(なんと!べーちゃんよりギャラが高いんだそうです)
「ハナさん!ハナさん!ちょっと待ってハナさん!」と文字通りワンちゃんに振り回されっぱなしのべーちゃんに腹抱えて笑い転げました。
で、それにくっついてユルッと笑いながらカメラ回す先生(マッタン)に激萌え(´∀`*)
ピース、可愛いなぁ。最高だわ。
今までで一番面白くて可愛くてイトシイ旅ロケでした。
べーちゃんがアメリカ行ってる間、こういうマッタンが見られなくなるのは寂しいな。でも、これだけ本を売ることができるセンセイとコンビを組んでいたら、そりゃべーちゃんだっていろいろ考えちゃうよね。大きな潮流からの無言の圧というか…きっとすごくあるだろうし、マッタンに時間を作ってあげたいとか、お笑い芸人としてのピースの在り方だって考えちゃうだろうし。

いろんな意味で二人とも、今はきっと試練の時だろうなぁ…。でも、頑張って乗り越えて欲しいです。

ここで突拍子もなくアメリカ行きを決めちゃうべーちゃんはやっぱりちゃんと芸人だと思う。生き方が、芸人。それ、マッタンがすごく好きなヤツでしょ。もう、それだけでいいんじゃないかと思うんだよね。
アメリカでいろんなものに翻弄されまくって、テキトーな頃合い見計らって帰ってきてね。

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